
その手を取って、瞳をのぞき込みながら。
本当に必要なこと大切なことを導き出し、1対1のケアに気持ちを注ぐ専門の医療スタッフ。
焦らず、急がせず、患者さんとそのご家族にとって信頼のパートナーとなれるよう日々努めています。
午前9時00分~午後12時30分
午後1時30分~午後5時00分
午前8時00分~午前11時30分
午後1時30分~午後4時00分
どんな病気でも早期発見、早期治療が大切なことは言うまでもありません。そのためには、患者さん、家族、周囲の方々の病気に対する理解が必要なのです。そして、患者さんをひとりにしないことが大切です。心の病気と身体の病気に差別はないのです。精神科にかかることは決して恥ずかしいことではありません。わたくしたち心の病気を診る者は、独りでも多くの人にこのことを理解してもらいたいと願いながら、日々の診療に当たっています。ご相談やご質問があればお気軽に当院の医師をはじめスタッフにお尋ね下さい。
人は誰でも悲しいことや失敗を体験すると、落ち込んだり憂鬱になりますが、多くは時間が経てば元に戻ります。ところが、落ち込んだ気分が長く続き、生活に支障が出る場合を「うつ病」といいます。うつ病になりやすいタイプの人は、仕事熱心、生真面目、几帳面、物事に徹底的にこだわる人、いつも他人に気をつかう人などです。
本来うつ病は、エネルギーのなくなる病気ですから、治療には休養と薬物療法(抗うつ薬)が基本です。うつ病は時間がかかっても必ず治ります。一進一退を繰り返しながら回復していきますので、焦らずに長い目で患者さんを見守っていきましょう。
「認知症」とは、正常であった脳の知的な働きが、後天的な(生まれてからしばらくたってから起きた)いろいろな病気によって、持続的に低下した状態のことです。
認知症のお年寄りは、症状が進むにつれて、1人で日常生活を送れない場合もあり、家族をはじめ、まわりの人の心温まる介護が必要となってきます。
認知症の原因となる病気には多くのものがありますが、特に多いのが脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症です。この二つとその混合型(二つを合併している型)を合わせると、認知症全体の8割から9割を占めると考えられています。
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統合失調症は、旧名称の精神分裂病から「心が分裂している」、「人格が二重、三重になる」などと思われがちですが、そうではありません。脳の働きが障害されて、現実を正しく判断する能力が妨げられたり、感情の正しいコントロールや正しい意志決定が出来なくなったり、良い対人関係を持つことが困難になる病気です。かつては偏見と誤解から「特別な病気」と受け取られていた統合失調症ですが、今日では治療ができる「脳の病気」であるとされています。統合失調症にかかっても、早期に専門医の診療を受けて適切な薬物療法やリハビリテーションなどの治療を行えば、多くの方が自立した生活を送ることができるようになります。
原因はまだはっきり分かっていませんが、脳の機能に障害があって起こる病気であることが明らかになってきています。脳の中では、神経細胞同士の間で様々な情報を伝えるために、神経伝達物質という科学物質が働いています。統合失調症では、その物質が過剰に働いてしまうことで、情報伝達に混乱をきたして様々な症状が出現するのです。遺伝が影響している場合もそうでない場合もあります。一般に統合失調症にかかる確率は100~120人に1人くらいですが、親族に統合失調症にかかった人がいる場合の発病率はそれよりやや高くなっています。しかし、単純に遺伝だけの問題ではなく環境など、多くの因子が関与しているので、必ず発病するわけではありません。また、ご両親が「育て方が悪かったから」と自分を責める場合もしばしば見受けられますが、そう考える必要はありません。
患者さんにとっての最大の援助者は家族であり、適切な支援は本人への大きな力となります。次のようなことが心がけてください。