児童思春期こころ外来

こんにちは。 天久台病院の西原といいます。
私たちは、世の中のニーズにこたえるべく、
令和5年4月から、「児童思春期こころ外来」を立ち上げました。
神経発達症(発達障害)や不登校をはじめ、児童思春期の心とからだの問題に対して診断・治療・相談をふくめた支援をおこなっていく予定です。

こんなことでお困りではありませんか

(家庭や施設などでの困りごと)
  • 眠れない、夜中に目が覚める、朝が起きられない
  • 不安、恐怖感、気分の落ちこみがつづいている
  • めまい、ふらつき、お腹の痛みなどの体の症状が続いている
    (内科では異常がないと言われる)
  • 「死にたい」「消えたい」という気持ちや自傷行為がある
  • ひきこもり
  • チック
  • いないはずの人の声が聞こえる、人や物が見える(幻覚)
  • その他、家庭内のストレスや問題行動
(学校や外などでの困りごと)
  • 不登校
  • 友人となじめない、集団が苦手
  • コミュニケーションが苦手、他人の気持ちがわからない
  • 落ち着きがない、集中できない
  • 注意が散漫で、忘れ物が多い
  • 勉強が苦手
  • 読み・書き・計算など、特定のことが苦手
  • 乱暴な言葉や行動がおさえられない
  • 人が怖い(対人恐怖)
  • いじめなどのストレス

当院へ受診されたお子さんの困りごとの例をあげましたが、このような困りごと、症状があったときにはぜひお気軽にご相談ください。

受診・相談の流れ

現状で、思春期を中心に10歳前後から17歳までの方を対象としております。
初回は木曜午前、次回以降は火曜午後の受診を原則お願いしておりますが、学校やご家族のお仕事などに応じて、別の曜日等でもご相談可能です。

予約状況について

  • 現在非常に多くの方が診察を希望してくださり、初診のご案内まで、しばらくお待ちいただいている状況です。あらかじめご了承ください。
  • 診療をお急ぎの方は、他の医療機関での受診もご検討ください。
  • 治療上、緊急性が高い場合は、出来るだけ早いご予約の案内をさせていただきます。
  • 予約状況により、ご希望に添えない場合もございますのでご了承ください。

キャンセルについて

  • 受診が不要になった場合は、速やかにご連絡をお願い致します。
    ご理解とご協力の程、お願いいたします。

ご予約完了までのながれ

相談
・はじめてのご相談の方は、まずはお電話(098-868-2114)でお気軽にご相談ください。
・最初に受診希望者の状態等をお伺いしてから、ご予約の調整を行います。
・「こんな状況だけど、児童精神科に相談した方がいいのか?」といった内容でもかまいません。
調整
・ご予約の日時が決定しましたら、当院よりご連絡いたします。
・電話に出られなかった方は、折返しのご連絡をお願い致します。
受診意思が確認できなかった場合は自動的に予約をキャンセルとさせていただきます。
・キャンセルとなった場合、当日来院されても対応いたしかねますのでご了承ください。
(※後日、改めて再調整となります)
問診票
問診票入力をもって、初診ご予約の完了となります。
・問診票入力について、ご不明な点などございましたら、ご連絡ください。
※令和6年2月20日より流れが変わりました。

1か月以上先のご予約について

  • 予約日の約1ヵ月前に受診意思を確認した上で予約確定とさせていただきます。 当院から確認の連絡をいたしますのでそれに応答して頂きますようお願いいたします。

※折り返しが無く、受診意思が確認できなかった場合は自動的に予約をキャンセルとさせていただきます。

098-868-2114

相談室専用
【平日】午前8時〜午後5時
※時間外は098-868-2101(代表)へ
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問診票の記入

問診票①フォーム問診票②フォーム問診票③フォーム

スタッフからのごあいさつ

医師

はじめまして、児童思春期外来を担当しております西原です。

子どもとそのご家族の困り感が少しでも軽くなるように、

  • 今起きている困りごとを(医学的な視点から)理解しやすくすること
  • 一人でなやまず、周囲のサポートを得られる力を身につけること
  • こころの症状がある場合、診断や治療を行うこと

などを中心に、地域と連携しながら支援を行っていくことが私たちの目的です。

もちろん簡単に解決できる問題ばかりではないですし、 こころの症状というのは、まわりや自分自身に対するSOSの役割もあり、「ただ症状を消せばいい」というものでもありません。

(私自身も父として)自分の親心との葛藤に悩むこともありますが、子どもたちの一人ひとりの特性や環境、そして「強み」に目を向け、困りごとを解決しつつ、よりよい将来に向かっていけるお手伝いができるとうれしいです。

個人的には、「目の前の患者さんが、自分の家族だったらどう対応するか」を意識しながら、診療にあたっております。

(経歴)

  • 平成15年、医師(精神科医)となる
  • 平成16年1月、思春期精神保健対策専門研修会 修了
  • 平成21年2月、緩和ケア(精神腫瘍学)教育ファシリテーター
  • 平成21~22年、長崎大学医学部精神神経科 助教
  • 平成22年〜令和2年、慶應義塾大学医学部(生理学)でiPS細胞を用いた脳神経系・精神疾患の研究を行う
  • 平成26年~令和2年、慶應義塾大学医学部 生理学教室 助教
  • 令和2年4月〜、天久台病院で診療
  • 令和4年8月、厚生労働省こころの健康づくり対策事業思春期精神保健研修『思春期精神保健対策医療従事者専門研修』修了
  • 令和5年1月、専門研修「子どもの領域におけるトラウマインフォームド・ケア」コース 修了

(資格・役職)

  • 精神科専門医・指導医
  • 精神保健指定医
  • 公認心理師
  • 日本児童青年精神医学会 会員
  • 沖縄県中央育成園あさひ寮(福祉型障害児入所施設)嘱託医師
  • 那覇看護専門学校 非常勤講師

心理室/公認心理師、臨床心理士

病院へ受診することは、大変な勇気と決断が必要だったと思います。これまで頑張ってこられたことへの敬意とその思いを十分に受け止めることを大切に、私たちはお話を聞かせていただいています。
お子さんの特性や課題は一人一人違いますが、性格や個性も一人一人違っていて、接するたびに驚きや喜び、新しい発見がたくさんあります。
その子の持っている本来の力を大切に、心理検査やカウンセリングなども行いながら、お子さんやご家族の悩みを一緒に考えていきたいと考えています。
これからも多くの学びを重ねながら、心理室一同、みなさまとお会いできることを心よりお待ちしております。

最近の児童思春期のこころの問題について

2022年の文部科学省の報告で、 小・中学生の8.8%に神経発達症(発達障害)の可能性が指摘されたこともあり、 困りごとを抱えるお子さんの心のケアが年々重要視されるようになっています。
(令和4年度後半から、10歳前後〜17歳までの心の問題を抱えるお子さんの 外来診療を受け入れるようになってから、さらに痛感するようになりました。) 参考リンク

また、世界的な医学雑誌「ランセット誌」によると、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によって 世界のうつ病患者さんは5000万人以上も増え、特に若年層や女性で多かったと報告されました(Santomauro, Lancet, 2021)。

当院の外来診察は「予約制」を導入しております。
098-868-2114

相談室専用
【平日】午前8時〜午後5時
※時間外は098-868-2101(代表)へ
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