もの忘れ外来
もの忘れは加齢により健康な方でも経験しますが、アルツハイマー型認知症などの脳の病気やうつ病などの心の病気でも出現することがあります。当院では認知症専門医、神経内科専門医、精神科専門医による診察を行っています。
下記のような症状やいつもとは違う様子を感じたら、早めに専門医による診察や検査を受けて頂くことをお勧めします。
- 同じことを何度も尋ねるようになった
- 会話中に物や人の名前が出なくなり、あれ、それと言うことが多くなった
- 慣れた場所でも道に迷う
- 物事に興味や関心を持てなくなった
- 会なんとなく元気がない
- 物の置き忘れや探し物が多くなった
- 財布がなくなった、誰かが盗ったということが多くなった
もの忘れ外来への受診は予約が必要です。かかりつけ医がある場合にはお薬手帳や診療情報提供書を事前にご準備ください。ご家族の方からの情報も診断に重要ですので、極力ご一緒にお越しください。
診察時に精神保健福祉士による問診、臨床心理士による簡易知能検査、神経学的診察、脳CT検査を行います。必要に応じてビタミン、葉酸、甲状腺ホルモンなど認知症と関連する項目について血液検査を行います。
下記の当院で施行できない特殊な画像検査が必要と判断した場合には他病院と連携して行います。
脳MRI・MRA
CTよりも詳しく形態的に脳の評価を行う検査です。
脳血流シンチグラフィー
脳の血流を測定する検査で、アルツハイマー型認知症では特徴的な血流低下域がみられることが多く診断の参考となります。
MIBG心筋シンチグラフィー
心臓の自律神経の働きをみる検査で、パーキンソン病、レビー小体型認知症で低下することが多く診断の参考になります。